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皆さん、おはようございます。
今日は令和7年度の終業式です。1年生の生徒の皆さんは、昨年4月に入学してから1年間いかがだったでしょうか。2年生の生徒の皆さんは、4月から最上級生になります。1、2年生の模範になってくれることを期待しています。
さて、今日が私から皆さんにお話しする今年度最後の機会となりました。
1学期の始業式では、「今と未来はつながっているので、本校での一日一日を大切に、『今というかけがえのない時間』を一生懸命に生きてほしい。そして、自分の人生を自分自身で決めてほしい。」とお話ししました。
夏休み前の全校集会では、6月の生徒総会で紹介したアンパンマンのマーチの歌詞を引用して、「1日1日を大切に生きていますか。何のために生まれてきたのか、何をして生きていきたいのか、自分とちゃんと向き合っていますか。」と問いかけました。また、「生徒の皆さんには無限の可能性があり、夢や目標に向かって本気になれば、世界は変わる」とお伝えました。これより後の集会でお話しした内容は長くなるので、省略します。(よかったら、本校HPにある「校長ブログ」を読んでください。)
1年間皆さんを見ていて、思うことがあります。明るく振る舞っているけど、本当の自分を出せずに苦しんでいる人、ゲームや動画以外に楽しみを見つけられていない人、勉強する意味が見つけられず、ただ時間に流されている人などがいるということです。
ちょうど50年前、私も皆さんと同じ16歳、17歳でした。この周りにいる先生たちも、実は皆さんと同じ16歳、17歳のときがありました。皆さんと同じように悩み、もやもやした時期を通過して今、ここにいます。
今日のお話のテーマは「自分の生き方が変わるきっかけ」です。人や本との出会い、降りかかった出来事、経験など人によっていろいろあると思います。私を含む先生たちのきっかけもそれぞれです。生徒の周りにいる先生方も、是非御自身のことを話してあげてください。
私の生き方が変わるきっかけ。それは、何となく大学生になって2回目の夏でした。その頃の私は人生に何の目標も持てない、「大学で学ぶ意味」もつかめない学生でした。
変わるきっかけとなったのは、先日亡くなられた、ゼミで指導いただいた先生との出会いなどいろいろと思い浮かびますが、今でも鮮明に覚えているのは、大学2年生の夏休みに、大学近くの区立図書館で、ある新聞(全国紙)の第1面から一番後ろのテレビ欄まで一字一句もらさず全て読んだことでした。全部読むのに朝から夜中まで丸一日かかった記憶があります。
20歳そこそこだった私は、その経験を通して、自分は世の中のこと、世界の動きなど全然知らないんだということを改めて思い知りました。そのことをきっかけに、それまで大学の授業を受けることに意味を見出せずサボりがちだった私は、謙虚にそして真剣に、一つ一つの授業に向き合おうと思いました。それ以降、授業後に先生に質問したり、自主的にレポートを出したりするようになりました。(その時から始めた新聞の切り抜きは、50年近く経った今でも続けています。)
「自分が人生をかけて成し遂げたいこと」も決まりました。それは、「自分がしんどかった高校時代にこんな先生がいたらよかったなあ」と思えるような先生になることでした。
今日のお話の結論です。自分が変わるためには、「きっかけ」が必要です。その「きっかけ」は自分で探さないと見つかりません。だれかが持ってきてはくれません。この春休み、自分の生き方を変えるための「きっかけ」を自分で考えて、もしできたら、ささやかなものでいいので、見つけてほしいと思います。
「自分の可能性を決めるのは、自分。」です。自分の生き方や在り方に責任を取れる唯一の人は、親でも先生でもなく「自分自身」です。厳しいようですが、このことを忘れないでください。
最後に。何かしんどいことがあったら、遠慮なく先生方に話してください。本校の先生方には、生徒たちの話をしっかり聞いてくださいとお願いしています。
4月8日(水)の新年度新学期の始業式でまたお会いしましょう。それまでお元気で。終わります。