お知らせ

令和8年3月1日(日) IB Ceremony of giving of certificate校長による卒業生へのはなむけの言葉

校長ブログ

 IBコース3年生の皆さん、そして保護者の皆様、御卒業おめでとうございます。

 実は、IBコースの先生方が週1回校長室に集まって、「IBDP Course Meeting」が開催されています。これは他のコースでは行っていない会議です。そこで、生徒の皆さんについての情報交換がされています。皆さんが思っている以上に、校長は皆さんのことを知っています(笑)。

 私も皆さんのことをすごく心配していましたが、こうやって卒業することができて、とても嬉しく思っています。(11月のファイナルエグザムのときは、ずっと試験会場の後ろで、「ガンバレ」の念を送っていました。)

 卒業式の式辞でも触れましたが、国際社会の秩序が揺らぎ、戦後続いてきた「成功モデル」が崩壊してきています。その中で、物事の「本質」を捉える力がとても大切な時代に入っていると私は思っています。IB教育は、出来事や現象を暗記することに主眼を置かず、なぜそれが起きるのか、あるいは起こったのかを考え、目に見えない関係性や本質について、数式も含めて「言語化」する力を育てることを重視しています。

 「何が正しいのか」ではなく、「何をもって正しい」とするのかを根拠を持って論じ、意見を交換し合い、最適な解のレベルをより高めていく方法論を、皆さんはIBコースで身に付けてきました。それは、まさに、混迷を深める現代社会で最も必要とされる「人間でしか持ちえない」力だと思います。

 ぜひ、これからも「もがき」ながら、前へ進んでください。そして、これからの社会の在り方を照らす光になってください。心から応援しています。