お知らせ

令和7年9月12日(金)13:30~15:00(90分)「第60回高校生のための文化講演会」校長挨拶  講師:角幡唯介氏 演目:「犬橇の旅をする」

校長ブログ

皆さん、こんにちは。校長の近藤です。

 本日は、公益財団法人一ツ橋文芸教育振興会様の主催により、角幡唯介先生に「犬橇で旅をする」という演目で御講演をいただきます。 

 私は今回の講演に先立って、「そこにある山~人が一線を越えるとき~」という角幡先生が書かれた本を、本校の図書館で借りて読みました。(私が本校の図書館で借りて読んだのは3冊目です。)

 ネタばれになるので、詳しいことは省略しますが、冒険など人生で一回も経験していない、生まれてから66年間流されるまま生きているだけの私が、心から「そうだよね~」と共感しながら読み終えました。

 人や犬や自然など自分がコントロールできないいろいろな「他者」や「偶然の出来事」などと「関わる」ことで、人は、「自分自身」になっていく。

 皆さんもこれからいろいろな事態に飲み込まれていきます。そのとき、どう考えて対応していくか、自分らしく生きていくか、そのヒントを今日の角幡先生のお話の中からそれぞれつかみ取ってほしいと思います。皆さんの人生の「分岐点」になるかもしれません。

 最後に、今回、本校での文化講演会を主催していただきます公益財団法人一ツ橋文芸教育振興会様、山陽新聞社様、集英社様に心からのお礼を申し上げ、私の御挨拶といたします。