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課題研究の全国大会でアユ班が快挙!

3月10日(日)、東京の新宿住友ビルにて開催された、「第2回 マリンチャレンジプログラム全国大会~日本財団 海と日本PROJECT~」において、本校の「ヤバいほどアユが遡上しすぎる魚道の開発」が見事、全国2位となるリバネス賞を受賞しました。



この大会は、昨年2月~3月に全国から約170チームがエントリーし、オンライン面談により絞られた60チームが採択されて支援を受け、研究を行ってきました。その成果を夏休みにブロック大会でプレゼンテーションし、全国から15チームが選ばれ、さらに進めてきた研究成果の集大成を発表するという、気の遠くなるようなものでした。

本校からは研究代表者の生命動物コース3年 小南 汐梨さんと、鹿児島大学に進学が決まった特別進学コース3年 杉野 詩恩さんが参加しました。著名な研究者である審査員の先生方が目の前に座るという大変な緊張感の中、1年間かけて行ってきた研究の成果を堂々と、思う存分発表してくれました。

表彰式でコメントを求められると小南さんは、会場に駆けつけてくれた家族に「毎日遅くまで研究して帰りが遅くなり、心配をかけた」と謝ると同時に、ここまで支えて下さった感謝を述べました。
後日改めて感想を伺うと、小南さんは「私たちのアユへの愛やパッションが評価されたのだと思います。卒業式のあとも毎日遅くまで実験したり、文献を読んだりと大変だった日々が実を結び、このような名誉ある賞を頂けて素直に嬉しいです」と話してくれました。
杉野くんは「この経験を活かして、大学での4年間でさらに飛躍し、将来は研究者になれるよう、パッションを持って頑張っていきたいと思います」と話してくれました。


また、3月8日(金)と9日(土)には、同じく新宿区のベルサール新宿グランドで開かれた超異分野学会に参加し、多くの研究者や企業の方を前に、自分たちの研究をポスターで発表し、プレゼンテーション技術を磨いてきました。9日には共同研究をお願いしたい企業の方とお話できる機会が頂け、自分たちの研究を売り込むという貴重な経験もさせて頂きました。肝心の発表練習を数回しか行うことができないまま東京入りとなっていましたが、この2日間で2人の技術は驚くほど伸びていました。

彼女たちの努力の成果が報われ、評価されたことを嬉しく思うと同時に、本校から研究者の卵が世に出て行ってくれることを誇らしく思います。

 

 

2019/03/14